ちょっと、エロねたの本も読みたくなって、この本を手に。
NHKで有働由美子アナウンサーと作者の対談をやっていて、このダブル・ファンタジー とアダルト・エデュケーション が話題となっていた。
著者の村上由香さんは、作家として成功を収めたあと、ご主人と、郊外で、家庭菜園を作り、ペットをさわしたり、そんな、自然派の生活をしていたらしい。
しかし、一転、そのような生活に、ピリオドを打ち、離婚し、都会に戻り、また、新たな執筆活動を本格的に再開し、この2作品を書いた。
どうも、憧れの郊外の自然に囲まれた生活は、退屈で耐え切れないものとなり、作家魂もくすぶり続けていたので、一転、離婚を決意、都会の雑踏で新たな刺激を求めて、作家活動を再開した。
というような、対談の中の、お話だったように記憶している。
独身の有働由美子アナウンサーが、乗りのりで、話をしていたのが、妙に印象に残っている。
そして、このダブル・ファンタジー とアダルト・エデュケーション が、自立した女の世界なのだ!的な感じだったかな。
そんなのを見て、僕といえば、ちょいエロ小説のつもりで、読んでしまった。
エマニュエル婦人の路線で、セックスで女の別の人格なり、世界が開けて行くって、そんな感じの路線。
エロ小説としては、いいのでしょう。
作者・村上由香の先ほどの、この小説の執筆に至る経過を知っていると、けっこう作者の実体験に基づいているの?・・なんて、詮索すると、もっとエロく感じちゃう。
その結果、本当に、何か世界が、変わるのでしょうか?・・結局、本能的にセックスを楽しんでるだけでは?
そこに小説の意味はあるのかな?・・今ならAV女優になった方がいいかも・・。
むしろ、ここに登場する、男性の方が、痛々しく感じてしまう。
そして、救いは、最後に
「どこまでも自由であることは、こんなにもさびしいことだったのか--。」
と、読みようによっては家庭や結婚存続の含みを若干持たしてそうなとこかな。
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