2009年11月23日月曜日

ルイス・カーン (1975年)

著者 : 横山 正

訳者 : -


整理番号 : 169

分類 : 建築_作品 | ヒロシの分類 : ルイス・カーン ,- | amazonランキング:1180873

amazonで見る(右タイトルをクリック)) タイトル:ルイス・カーン (1975年)

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ヒロシの書評:妻の父も建築の設計をやっていたので、妻の実家に行ったときに、本棚を見ていたら、欲しくなって、後で、南洋堂で買ったと思う。
例によって、カラー写真は少なく、スケッチ、図版、模型と実作の白黒写真、解説の中に有名なカーンの文章が混ぜてある。ダイジェスト版として秀逸ではないだろうか。

印象的なのが、最初から数ページ目のカーンの横顔だ。ギリシャのレリーフでは、理性と知性を現すよく横顔が用いられると、どこかで読んだ記憶があるのであるが、カーンも横顔がお似合いなんだよね。
そう「Light Is The Theme」にもあって、「Light Is The Theme」では、めがねをはずした笑い顔、こちっは、めがねをつけ、前をじっと見詰める、アップの写真。頬のやけどの跡が生々しいけど、豊かな流れるような白髪が印象的なんだよ。
せめて、僕の白髪もカーンにあやかりたい・・・・ささやかな欲望。

それで、何がいいかというと、目次の、建築の分類と副題。ちなみに

  • ことばのイメージ
  •  沈黙と光-住宅、人間の感覚-礼拝の場、場の感覚-公共施設、人間の施設-安寧の場
  • 建築
  •  仕事の場
  • 普遍と永遠
  •  都市

このことばの羅列を見ただけで、カーンがその場所・空間の意味を問い続けたのを髣髴とさせる。
パラパラ見て、楽しんでいたら、カバーのパラフィンは、はげてしまった。


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