2009年11月23日月曜日

Light Is the Theme: Louis I Kahn and the Kimball Art Museum

著者 : Neil E. Johnson

訳者 : -


整理番号 : 72

分類 : 建築_作品 | ヒロシの分類 : ルイス・カーン ,小さな本LittleBooks/詩と小写真集 | amazonランキング:16788

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写真案内・文庫・再販:-

ヒロシの書評:キンベル・アート・ミュージアムを見学し、現地で購入。現地を見て、興奮冷めやらぬ雰囲気を伝えるように、表紙は、躯体が仕上がったばかりの工事中の写真。

写真の合間に、カーンの詩・コメントが挿入してある。冒頭のカーンの横顔の後、

Silence to Light
Light to Silence
The threshold of there crossing
is the Singularity
is Inspiration
(Where the desire to express meete the possoble)
is the Sanctuary of Arts
is the Treasury of Shadows
(Material casts shadows shadows belong to light)


という詩が続く。難解と言われるカーンですが、本物を見た後は、すごく納得してしまう。
写真は、意図的なカット、カーンが写真の中に納まっていたり、工事中の写真もある。
工事中の航空写真には、片隅に、屋根の実物大モックアップもつくられ、興味深い。
小冊子ではあるが、カーンの意図が随分含まれているかと思うが、いかに・・・


ひとつに建築をテーマに、建築家の言葉・詩、写真で告ャされた、小写真集。
言葉・詩、写真の告ャが、そのまま、キンベル・アート・ミュージアムであるとは、言い過ぎか??

光・空間・構造・隠喩的意思の表出、全てがそこに含まれたカーンがたどり着いた、完成形として残されて本ではないかと思う。

このキンベル美術館の完成が、1972年。この本の発行は、1975年。ブリティシュ・アート・センターが完成し、そして、カーンが没した年でもある。

最後の到達点の表明とはいえまいか。





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