2009年11月23日月曜日

ルイス・カーン 発想と意味 a+u 都市と建築 1983.11臨時増刊号

著者 : -

訳者 : -


整理番号 : 171

分類 : 建築_作品 | ヒロシの分類 : ルイス・カーン ,- | amazonランキング:10000000

amazonで見る(右タイトルをクリック)) タイトル:ルイス・カーン 発想と意味 a+u 都市と建築 1983.11臨時増刊号

写真案内・文庫・再販:-

ヒロシの書評:おなじみa+uの写真集。実際に竣工した実物建物の写真集。全部が鮮明な写真じゃないけど、全体を網羅しているからお手ごろ。南洋堂で¥3600円のシールが付いていました。

見るとやっぱりいいね。

これに有名な幾人かの建築家のインタビューが掲載されている。

皆さん、ルイス・カーンには、諸手をあげて、褒めているのだが、ひとりへそ曲がりの大先生がいた。最もスマートそうだけど・・それは、

シーザ・ぺリ。

「彼の文章や授業がたいへん不明確で、彼が何を意味しようとしているのかわかりにくかったことがあげれれます。そのため彼の意図を他者が翻訳し、さらに再翻訳する余地を残してしまったのです。」P17.

確かに、それ以降、日本でも、建築家の文章は難しい。磯崎新の一連の著作、原広司なら「建築に何が可狽ゥ」、その後の高松伸はまったく難しすぎ。さらに、

「カーンの追従者と呼ばれて建築家はたくさんいます。けれども彼の特質を伝え、彼のように独特の仕事を続けてこられた建築家は一人もいません。彼の仕事の最も重要な部分は個人的で、伝達不可狽ナあり、次の時代に受け渡すことができないものなのです。」P18。

うーん、これがカーンの全てかもしれない。

でも、今は、あまりにも伝達可能な建築が多くないか?
そうだ、コピペ建築!!。
雑誌ぺらぺらって、めくって、コピペ。
でも、シーザ・ぺリも「英国美術研究センター」(ニューヘブン)とキンベル美術館は好きらしい(p17)。
一生に一度、そんな建築をつくってみたいものだ。


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