2010年4月12日月曜日

丸山真男『日本の思想』精読

著者 : 宮村 治雄

訳者 : -


整理番号 : 1022

分類 : 人文・思想 | ヒロシの分類 : - ,- | amazonランキング:1431139

amazonで見る(右タイトルをクリック)) タイトル:丸山真男『日本の思想』精読 (岩波現代文庫)

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ヒロシの書評:

「逆読みのすすめ」


僕も、どちらかというと、原本主義で、「解説の類はあんまり当てにしていない」というのが、僕の傾向。

でも、才気原本を読んで、その解説を読むって言うのも、結構いける、って最近思った。それで、丸山真男もちょっとかじってみたいなって、思っていて、本屋を覗いてたらこの本があって、「エイ、解説本」から読んでしまえと思って、この本を購入。

原本を読む前に、解説本を読んでしまう逆読み。

で、読んでいると、著書の宮村先生も逆読みではないか。

こちらの逆読みは、解説を原書の最後の章から解説するってもの。

原書では、「1.日本の思想 2.近代日本の思想と文学 3.思想のあり方について 4.「である」こと「する」こと」という章立てであるが、この解説では「4.「である」こと「する」こと→1.日本の思想 2.近代日本の思想と文学 3.思想のあり方について」の順番となっている。

そういう読み方もあるのかって、チョイ発見。

これは、「「近代」と「開国」というテーマをめぐる思索を通して、やがて「日本思想史」全体に対する丸山のパースペクティブが立ち現れてくる思想的コンテクストを示す作品として理解できる・・・そのためには・・・おしまいから逆に読み返していくことにします。それは、単に、最初の論文が一番難解だからというだけでなく、そうした順序で読むほうがこの書物のコンテクストを良く捉えられると思うからです。」(p29)ということで、なるほど。

・・

で、読んでみると、やっぱり原書を読んでいることが前提なので、・・・うーんー・・・

しかし、宮村先生の解釈、時代背景の解説もあるので、原書を読んでいなくても、ぼんやり理解できたような・・感じが。

・・

その後、「日本の思想」を読んで、私が気になる部分を、十数か所チェックしておいたのです。それで、改めて、この解説本で、宮村先生が「日本の思想」から引用した部分と合致した部分があるかな、と思って見直すと、一致していたのは、ただ一箇所。

「日本の思想」p177「学問や芸術における価値の意味」で、アンドレー・シーグフリードから引用して用いてる部分で、

「教養においては、しかるべき手段、しかるべき方法を用いて果たすべき機能が問題なのではなくて、自分自身について知ること、自分と社会との関係や自然との関係について、自覚を持つこと、これが問題なのだ。」(・・精読p75)

にぶぶん、1箇所のみ。

やっぱり、私の読解力はこんなもの? 読解の方法は人によって様々なのだ!とは、なかなか言い切れませんし(優柔不断な俺)。

・・

逆読み・逆読みの邪道読書もたまにはいいかも。




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